ユーコーコミュニティー藤沢支店の石川です。
何気なく外壁を見た時に、隙間が空いているのを発見!
そんな時は、家の外壁はこのままで大丈夫なのかと心配になってしまうことでしょう。
しかし、サイディング外壁はもともと外壁同士の間に隙間があるので、見つけた隙間も構造上のものであれば、さほど心配することはありません。
そうは言っても、築年数と共に外壁劣化してしまうので、劣化によって隙間ができてしまうことも考えられ、その場合にはしっかりと補修する必要があります。
今回は、ユーコーコミュニティー藤沢支店がサイディング外壁に隙間を見つけた時の対処法を紹介します。
隙間のでき方によって危険度は違う
サイディング外壁にできる隙間は、横方向にできるものと縦方向にできるもの、そして反りや浮きによってできる隙間の3種類があります。
それぞれの隙間による危険度を見ていきましょう。
・横方向の隙間
横方向にできる隙間は、構造上によるもの、年数が経つことによる外壁材の乾燥だったり、普段の生活における重みや人の出入りによる歪みだったりと日々の暮らしの中で徐々にできてしまうものと考えられます。
外壁を施工する時には、サイディング同士が少し重なるような構造になっているので、雨水などのが外壁の内側に侵入することは少ないです。
特に、こうした横方向の隙間は、多くのお家で見られるので心配することはありません。
・縦方向の隙間
縦方向の隙間は、コーキングの劣化によってできます。
横方向とは違い、縦方向にはサイディングの重なりはなく、継ぎ目をコーキングによってカバーし手いるのですが、劣化によって隙間ができてしまうとそこから雨水が内部へと侵入してしまうので注意が必要です。
コーキングは、5~10年程で劣化するのでこの頃に一度点検をすると良いでしょう。
・浮き、反りによる隙間
外壁の防水効果がなくなってしまったり、隙間から内部に雨水が浸入してしまったりすると、外壁がどんどん雨水を吸ってしまいます。
サイディング外壁は、雨水を吸い込むことで膨張し、乾燥すると収縮する特性があるので、こうした伸縮によって徐々に歪みが発生し、浮きや反りといった症状が現れるのです。
この状態を放置してしまうとどんどん劣化が進行してしまうので、速やかに補修を行うようにしましょう。
隙間の対処法はどうする?
・横方向の隙間
基本的に横方向の隙間は、特別な対処法は必要ありません。
横方向の隙間は、外壁内部の湿気を外に逃がすための通気口の役割を持っています。
この隙間を埋めてしまうと、内部の湿気の逃げ場がなくなってしまい、内部結露や木材が腐食してしまう原因になってしまいます。
また、隙間を埋めることで雨漏りのリスクが高くなるケースもあるのです。
隙間が気になる場合には、部分的に隙間を埋めるだけで、湿気の逃げ道はしっかりと確保するようにしましょう。
・縦方向の隙間
コーキングの劣化が原因の場合はコーキングを新しいものに交換する打ち替えを行いましょう。
よりコーキングを長持ちさせるためには、打ち替えの後に外壁塗装をして塗膜でコーキングをカバーするのがおすすめです。
・浮き、反りによる隙間
浮いている部分を押して、元の状態に戻すことが可能であれば、ビス打ちをして外壁を固定し、その後外壁塗装を行います。
外壁の浮きや反りが強く、押しても戻らない、外壁が割れしまうなどの場合には、部分的な張り替えが必要です。
部分的な張り替えをした場合も、その後外壁塗装をすることで、張り替え部分と既存の外壁の色が違うなど、見た目の問題を解消すると共に今後の反りを防ぐことができるでしょう。
外壁塗装を行うことで、防水効果を再度得ることができるので、雨水による膨張と収縮を繰り返すこともなくなりますよ。
築10年以上の場合は点検しよう
サイディング外壁は築10年を経過した頃から少しずつ劣化が始まると言われています。
まだ10年と考える方もいますが、初期の劣化であれば少ない費用で補修を行うことが可能で、その後も安心して暮らすことができるでしょう。
このころになると、外壁の隙間だけではなく、他の部分においても劣化が始まっている可能性もあります。
そのため、築10年を過ぎたら一度、家全体の点検を行いましょう。
サイディング外壁の隙間は、でき方によって対処法が変わります。
隙間の有無の判断は可能でも、危険性の判断までは難しいので、専門家に点検してもらうことをおすすめします。
外壁の隙間の補修は、外壁塗装とセットで行うのがおすすめです。
外壁を長持ちさせるためには、定期的なメンテンナスが必要です。
ユーコーコミュニティー藤沢支店でも、外壁や屋根の無料点検を行っています。
外壁に関する詳しい知識を持つスタッフが、丁寧に点検し、適切なメンテナンス方法をご提案させていただきます。
写真を見ながら分かりやすく説明するよう心がけていますので、お気軽にご依頼ください。