ユーコーコミュニティー藤沢支店の渡辺です。
外壁塗装や屋根塗装をする際に塗料を使用しますが、塗料には水性と油性があります。
この2つの塗料はどちらも異なる性質を持っているため、状況によって使い分けなければなりません。
これから屋根塗装をしたいと考えているが、水性と油性のどちらが自宅の屋根に適しているのか悩んでいる方もいるでしょう。
今回は、屋根塗装で使用する塗料について解説していくので参考にしてくださいね。

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水性塗料と油性塗料の違い

まずは、水性塗料と油性塗料の違いから見ていきましょう。

・耐久性が違う
耐久性は油性塗料の方が優れていますが、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素というグレードの中にも水性と油性があるため、一概のどのくらいの耐久性があるとは言い切れません。
アクリルの場合は水性だと1年から3年、油性だと3年から5年が耐用年数となっています。
ウレタンの場合は水性だと3年から10年、油性だと8年から10年が耐用年数となっています。
シリコンの場合は水性だと5年から13年、油性だと10年から15年が耐用年数だと言われているのです。
そしてフッ素の場合は水性だと8年から15年、油性だと15年から20年が耐用年数とされています。
水性塗料の方が環境に優しいことが分かっているため開発も進んでいて、油性塗料に劣らない耐久性を誇っている塗料も増えてきました。
このことから、水性だから、油性だからという理由で耐久性を比較するのは難しいと言えます。

・費用の違い
費用は、水性塗料の方が安い傾向にあります。
なぜかというと、油性塗料はシンナーと硬化剤もセットになっているためです。
しかし、屋根塗料に必要な費用は塗料代だけではありません。
足場や洗浄にかかる費用、運搬費などの諸経費は、水性でも油性でも変化することはないのです。
安さを重視して考えるのであれば、長期的なスパンで見たメンテナンス計画を視野に入れて考えるようにしましょう。
この先10年程度で引越しや売却の予定があるなら水性塗料を使用し、15年以上住み続けてメンテナンス頻度を少なくしたい場合には油性塗料を使用した方がお得になります。

・臭いや環境に対する影響の違い
塗装中の臭いは、油性塗料の方がきついです。
それは、シンナーを使用しているためで、臭いに敏感な人は体調を崩してしまう可能性もあるので注意してください。
そのため、油性塗料で外壁塗装や屋根塗装を行う場合は、換気方法を変えたり、塗装中は外出したりといった工夫が必要になります。
特にに妊婦や赤ちゃんがいる場合には、悪影響が及ばないようにしましょう。
水性塗料の場合は油性塗料よりも臭いがきつくないため、敏感な人でもそこまで気にならない可能性が高いです。

水性塗料のメリットとデメリット

水性塗料のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

・メリット
水性塗料はシンナーを含んでいないので、引火するリスクが非常に低いです。
管理や施工する場所で火事が発生する可能性が大幅に低くなるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。
また水性塗料には、1液型の種類が増えてきていて、施工可能な業者が多いという点も水性塗料ならではのメリットとして挙げられます。

・デメリット
デメリットには、ある程度の温度にならないとしっかりと固まってくれない、アルミなどの金属部分には密着しにくいといったものが挙げられます。
ある程度の温度が必要なため、冬の時期に施工するのはおすすめしません。
また、できるだけ晴れている日を狙った方がきちんと塗装できるので、工事日にも制約が出てしまう可能性が高くなってしまうでしょう。
アルミなどの金属部分には密着しにくいという性質もあるため、屋根の下塗りや雨樋などには向きません。
どうしても水性塗料を使用したい場合は、サンドペーパーで磨いたり、油性塗料で下塗りをしたりといった工夫が必要になります。

油性塗料のメリットとデメリット

油性塗料のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

・メリット
油性塗料の大きなメリットは、耐久性が高く安定した耐久力を維持できることで、水性塗料にはない魅力になります。
また、天候に左右されることなく乾きやすいこと、どのような素材にも塗装できます。

・デメリット
デメリットには、シンナーの臭いがきついため周囲にも配慮しなければいけない、引火性が高いといった点が挙げられます。
化学物質過敏症などの人にとっては、油性塗料を使うのはリスクが大きいと考えられるので要注意です。
また、万が一の時に火災が発生する可能性が高いことも覚えておくべきデメリットだと言えます。

 

油性塗料と水性塗料の違いについて、一般の方は知らない人が多いはずです。
ユーコーコミュニティー藤沢支店では、外壁塗装や屋根塗装で使用する塗料に関しても、詳しく説明させていただきます。
もしも不安な点がある場合は、電話などでぜひご相談ください。
専門的な知識を持つスタッフがそれぞれの状況に応じて適切な返答をさせていただきます。