ユーコーコミュニティー藤沢支店で窯業サイディング塗装診断士をしている石川です。
モルタル外壁を使っている人に多いお悩みが、目立つところにあるモルタル外壁のひびです。
外壁のひびは、放置すると外観の美しさを失います。
それだけでなく、ひびの部分から雨がしみこんで雨漏りやカビなどのお家を傷める原因になるので早めの補修が必要です。
DIYでモルタル外壁を補修できたら、費用面も削減できます。
そこで今回は、DIYでできるモルタル外壁の補修方法をご紹介しましょう。
また、ひびなどの傷ができないように対策する方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
モルタル外壁の補修方法
モルタル外壁に出来たひびや傷は、思った以上に目立ちます。
しかし、軽度の傷であれば簡単に直せますよ。
ここでは、1mm以下のひび割れとビスや釘の穴の補修方法をご紹介しましょう。
・ひび割れ
1mm以下のひび割れであれば、ホームセンターで販売されている雑巾・中性洗剤・住宅用の防水スプレー・外壁塗料で修繕できます。
補修方法は以下の通りです。
①ひび割れに付着している汚れを中性洗剤を含ませた雑巾で取る
②一旦水洗いをして、ひび割れに住宅用の防水スプレーを直接吹き付ける
③完全に乾かしてから、外壁塗料をひび割れの上に塗る
上記の3ステップで、補修は終了です。
1mm以下の補修は簡単なので、ぜひ試してみてください。
・ビスや釘の穴
給湯器やポストなどを固定していた際に出来たビスや釘の穴も補修できます。
ホームセンターで売られているモルタル補修材とヘラを用意してから始めましょう。
①補修する穴とその周りの汚れを取る
②モルタル補修材で穴を埋める
③はみ出した部分をヘラを使って平らにする
穴の補修作業も、3ステップで終了です。
塗料を塗る前にサンドペーパーで表面をザラザラの状態にしておくと、塗料が定着しやすくなって失敗が少なくなりますよ。
しかし、実際にDIYをしても応急処置にしかなりません。
モルタルのひび割れは、外壁全体が防水できていないからです。
経年劣化によって外壁表面の防水効果が無くなり、外壁材が水を吸って膨張・収縮を繰り返すことでひび割れが起こります。
部分的な補修では防水効果を取り戻せないので、ひび割れが再発してしまいます。
モルタルがひび割れないようにするための対策内容
では、どうすればモルタルがひび割れをしなくなるのでしょうか?
モルタルがひび割れしないための対策方法は、外壁の塗装メンテナンスをして再び防水性を復活させることです。
塗装をすれば防水性が復活して、吸水を防げます。
吸水を防げば、ひび割れも起こらなくなり、家の寿命を延ばせるので塗装メンテナンスは必ず行いましょう。
防水性を高めるためのポイント
防水性を高めるためには、外壁メンテナンスをしてくれる良い業者を選びましょう。
外壁の劣化症状を防いで家を維持するためには、適切なメンテナンスをしてくれる業者を選ぶことが重要です。
ここでは、良い業者選びのポイントをご紹介します。
・塗装前の点検をきちんとしてくれる
塗装をする前の事前点検で、長時間かけて点検してくれる業者を選びましょう。
モルタルのひび割れは、見る位置によって見えにくいものもあるので、短時間での発見は難しいのです。
また、見逃していると塗装をしてもひび割れが改善されず、雨漏りの原因にもなります。
そのため、長時間かけて点検してくれる業者を選ぶことが重要です。
・補修内容が分かる写真を撮影・譲渡してくれる
補修箇所の抜けがないかを確認しやすくするためにも、補修内容が分かる写真を撮影してくれる業者を選びましょう。
また、撮影だけでなく、譲渡してくれる業者を選んだ方が安心です。
見積もりをお願いする際に、撮影と譲渡をしてくれるか必ず聞きましょう。
ユーコーコミュニティー藤沢支店では、工事中の写真が分かりやすいように冊子状にまとめています。
貰えるのであれば、見やすい冊子状がいいですよ。
・工事の進捗を報告、記録してくれる
見積もりを業者に頼んだ時に、工事の進捗を毎日報告してくれるか確認してみましょう。
口頭の説明報告だけでなく、記録があるとなお安心です。
どのような作業を行ったのか、次はどのような作業をするのかが記載されていると、家に不在の時でも確認できます。
また、作業の抜けがないかの確認もできるので、業者に聞いてみると良いでしょう。
モルタルのDIYのやり方と、ひび割れを防ぐ対策方法などをご紹介してきました。
モルタル外壁は乾燥と水分に非常に弱い素材のため、必ず防水がされているか外壁を触って確認してみましょう。
防水がされていないと、チョーキング現象と言って手に粉が付きます。
モルタル外壁で防水がされているか不安な方は、ぜひ確認してみると良いですよ。
ユーコーコミュニティー藤沢支店では、モルタル外壁のメンテンナンスを行っています。
モルタルだけでなく、サイディングの外壁もメンテナンスを行っているので、お気軽にご相談ください。