ユーコーコミュニティー藤沢支店の原田です。
屋根材の種類は大きく4つに分けられています。
それぞれの素材によって特徴が異なり、自分の家の構造・屋根の勾配などでも使いわける必要があります。
常に日光や雨風にさらされる場所なので、耐候性や耐熱性・防水性のある屋根材を選ぶことが大切ですよ。
今回の記事では、ユーコーコミュニティー藤沢支店が素材別に屋根材の比較をしてみました。

ユーコーコミュニティー,藤沢支店,屋根リフォーム

スレート系

コロニアル・カラーベストと呼ばれている屋根材で、軽くて安価なのが特徴です。
スレート系の屋根材は、3つの種類があります。

・天然スレート
天然の真岩や泥岩を加工して粘板岩として仕上げた屋根材のことを天然スレートと言います。
重厚感があるのが魅力の屋根材ですが、衝撃に弱いため、震災などでは崩壊してしまったケースも多い屋根材です。

・薄型化粧スレート
シメントに繊維質の素材を混ぜて薄い板状に形成した屋根材。
昔は繊維素材にアスベストを使用していましたが、現在ではコロニアル・カラーベストが主流となっています。
軽量かつ低価格で豊富なカラーから選べるので、多くの家に使用されている屋根材なんですよ。

・平波スレート
平波スレートは、倉庫や工場などで使われている屋根材で、一般住宅では使用されていません。

金属系

金属の屋根材は、耐久性・防水性に優れているものが多いのが特徴です。
また、勾配が浅くても使えるというのも魅力となっています。

・ジンカリウム鋼板
溶融55%のアルミニウムの亜鉛合金メッキ鋼板のことを海外でジンカリウムと呼んでいますが、日本ではジンカリウム鋼板のこともガルバリウム鋼板と呼んでいますね。
アメリカでガルバリウム鋼板を改良して、より耐久性がある屋根材を製造しました。
屋根材を選ぶならこのジンカリウム鋼板がユーコーコミュニティーおすすめですよ!

・ガルバリウム鋼板
近年普及しているガルバリウム鋼板は、防錆に優れており、耐候性・耐熱性・耐久性に強い屋根材です。
軽量なので加工しやすく、人気が高まっています。

・瓦棒
浅い勾配でも雨水が流せるように設計された屋根材。
軽くて安価ですが、一般の屋根で使うにはデザイン的に向いていません。
下屋根では勾配の都合上使用されることもありますよ。

・トタン
平波・波板の2種類があり、早く施行ができ、安価なことから倉庫などに良く使われています。

・銅板
神社や寺院などで目にする銅板。
青緑色に錆びている屋根が特徴ですよね。
葺きたての屋根だと金色に美しく光りますが、経年劣化で色褪せていく様も楽しめます。

粘土系

粘土を焼いて形成する瓦屋根は、日本家屋の屋根材として古くから使われてきました。
断熱性・遮音性に優れており、半永久的に使用できる屋根材です。
しかし、瓦屋根は重さがあり、耐震性が低いため、震災で崩壊するリスクが否めません。
屋根の軽量化が見直されている今、瓦屋根を選ぶ人は減りました。

・釉薬瓦
陶器瓦と言って、釉薬をかけてから高温で瓦を焼いたものです。
重厚感があり、カラー展開も豊富なのが魅力で、和瓦と洋瓦があるため、自宅に合わせたデザインを選べるでしょう。

・無釉瓦
いぶし瓦や煉込瓦、素焼瓦、窯変瓦など様々な瓦があります。
いぶし瓦は渋めの銀色をしているので、日本家屋にぴったりな屋根材です。
素焼瓦は、自然な赤みのある瓦なので、赤瓦とも呼ばれており、洋風の家屋に適していますよ。

セメント系

セメント瓦は、セメントで形成して塗装した屋根材です。
和瓦よりも安価ではありますが、定期的に塗装しなおす必要があり、経年劣化で割れてしまうため、あまりおすすめしません。
また、和瓦のように重たいので、耐震性は低いこともデメリットです。

・モニエル
再塗装・ひび割れの補修などのメンテナンスが必須で、耐用年数は使用する塗料によって異なります。
塗料が剥がれてしまうと、コケが発生したり、雨を吸水しやすくなってしまうため、塗料が剥がれる前に防水効果のある塗料で再塗装をしなければいけません。
何度もメンテナンスをしなければいけないので、ランニングコストがかかってしまいます。

効果別のおすすめ屋根材

①耐震性から選ぶ
・ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)
屋根材が非常に軽いので、家屋に負担がかかりません。

②耐久性から選ぶ
・ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)
耐候試験を実地しており、20年相当の耐久性があります。

③防水性から選ぶ
・ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)
暴風雨にも強く、防水効果が高いので安心ですよ。

④遮熱性から選ぶ
・和瓦
屋根が熱をかばってくれるため、部屋の温度を適温に保ってくれます。

⑤防音性から選ぶ
・和瓦
雨音などの外の雑音や騒音を防音してくれます。

⑥総合的に選ぶなら
・ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)
機能性に優れているので、選んで間違いなしの屋根材です。

 

屋根材の種類や特徴を紹介しましたがいかがでしたか?
もし、屋根材選びに悩んだら総合的にパフォーマンスに優れているガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)を選んでくださいね。