ユーコーコミュニティー藤沢支店の渡辺です。
築年数が経つことで外壁や屋根だけではなく、ベランダの傷みも気になるという方も多いことでしょう。
ベランダのメンテナンスは、防水工事が基本です。
中でも、多くのベランダ防水で行われているのがウレタン防水です。
マンションのように広いベランダであれば、業者に施工を依頼するのがおすすめですが、一般的な住宅のベランダであれば自分で施工することも可能です。
ウレタン防水の材料は、手に入れやすいこともあってDIYで行う方も多いです。
今回は、ウレタン防水にスポットを当ててお伝えしていきます。

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ウレタン防水に必要な材料

自分でウレタン防水の施工を行う場合、どのような材料を揃えればよいのでしょうか。
材料や価格、入手方法まで紹介します。

・高圧洗浄機とデッキブラシ
ウレタン防水を行う前に、ベランダに付着している汚れを落とす必要があります。
そのために高圧洗浄機とデッキブラシを用意しましょう。
高圧洗浄機は、7MPa以上の吐出圧力のあるタイプがおすすめです。
商品によっても違いますが、1万円程度で購入可能です。
高圧洗浄機だけで落ちない汚れは、デッキブラシでこすり落とします。
価格は、1000円程度で購入できます。

・マスカー
ウレタン樹脂を塗布するときに、余計な部分につないようにするために養生を行います。
この時に使用するマスカーは、1m幅以上のものを用意してください。
価格は、110cm×25mで300円程度です。

・皮スキ、シーリング材、プライマー、コーキングガン
ウレタン防水の下準備で使用します。
仕上がりを左右する工程でもあるので準備もしっかり行いましょう。

皮スキは、既存の塗膜剥がしに使用します。
価格は、250円程度です。
シーリング材は、「アクリルウレタン系」「ノンブリードタイプ」の表記があるものを選んでください。
ひび割れ補修として活用します。
プライマーは、シーリング材と下地をくっつける役割を果たします。
シーリング材で補修する前に、プライマーをひび割れに塗ります。
価格は、2,000円程度です。
コーキングガンは、シーリング材を使用するための道具です。
価格は、200円程度です。

・バケット、内容器、防水ローラー、ローラーハンドル、スキージー、刷毛、コーキングヘラ、マスキングテープ
ウレタン防水の施工を行うときに使用する道具です。

バケット、内容器は、プライマーやトップコートを入れて使います。
バケット1個・ネット5枚・内容器10枚がセットになって売られているものもあるのでこちらが便利です。
価格は1,500円程度です。
防水ローラーとローラーハンドルは、防水ローラーをローラーハンドルに取り付けて使用します。
防水ローラーの価格は2,300円程度、ローラーハンドルの価格は500円程度です。
スキージーは、ウレタン樹脂を塗り広げるときに使用します。
価格は、3,500円程度です。
刷毛は、ローラーでは塗れないような細かい部分で使用します。
毛が抜けにくいものを選んでください。
価格は、200円程度です。
コーキングヘラは、シーリング材を使用した部分の表面を滑らかにするときに使用します。
価格は200円程度です。
マスキングテープは、ひび割れ補修で使用します。
価格は、2巻で500円程度です。

・架台、プライマー、防水塗料
防水施工で使用します。

架台は、室外機がおいてある場合には、専用の課題を使用して施工しやすくします。
架台の足は細いので、施工後の補修もしやすくなります。
価格は2,500円程度です。
プライマーは、下地と防水材の接着剤として使用します。
プルーフロンC-200専用プライマーという商品がおすすめで、価格は7,000円程度です。
防水塗料は、プルーフロンC-200がおすすめで、下塗りのあとに2回塗ります。
価格は、25,000円程度です。

・トップコート
防水材を紫外線から守るためにトップコートを塗ります。
トップコートは、プルーフロンC-200専用トップコートがおすすめです。
価格は、2,000円程度です。
1缶で4㎡を施工できます。

DIYでウレタン防水をするときの注意点

ウレタン防水はDIYでの施工が可能ですが、下記の注意点を理解しておけば納得の仕上がりとなるでしょう。

・しっかり乾燥させる
汚れ落としのために洗浄しますが、この後の乾燥が不十分だと施工後に表面が膨れ上がってしまう原因になります。
ベランダは、外壁や屋根よりも風通しが悪いこともあり、乾きが遅いです。
1日程度は時間を空けてしっかりと乾かすようにしましょう。

・既存のウレタン防水が剥がれて部分に注意
ウレタン樹脂が剥がれかかっている部分は、しっかりと剥がしてしまいましょう。
中途半端な状態では、せっかく施工してもその部分からまた剥がれてきてしまいます。
仕上がりもきれいになりませんし、再度施工を行うのはムダなので、しっかりした処理を行ってください。

・決められた量を守って使用する
事前にベランダ防水を行う範囲を測ることで、使用する量を把握しておきましょう。
面積に合った量を準備し、施工することで本来の効果を得ることができるのです。
適当に使用してしまうと、失敗してしまうので注意してください。

 

ウレタン防水加工は、自分で施工することが可能ですが、DIYでの施工は失敗と隣り合わせでもあります。
確実なウレタン防水の施工を行うのであれば、ユーコーコミュニティー藤沢支店にご依頼ください。