雨樋塗装の重要性と塗装の際の注意点・メンテナンス方法

ユーコーコミュニティー藤沢支店で事務をしている原田です。
雨樋(あまどい)は、雨から建物を守るためにある重要な部分ですが、普段はあまり意識していない人が多いですよね。
外壁塗装の際には、雨樋にも同様に塗装工事を行う必要があります。
今回は、雨樋塗装の重要性や塗装の際の注意点などについてお話していきます。

ユーコーコミュニティー,藤沢支店,外壁塗装

雨樋に塗装が必要な理由は?

自宅の外壁や屋根と同様に、雨樋に塗装をおすすめしたい理由は主に2つあります。

・雨樋自体の耐久性を高めるため
多くの雨樋は、「塩化ビニル」でできています。
塩化ビニルは紫外線で劣化しやすく、そのまま放置していると割れてしまうので、外壁と同様に塗装を行い紫外線によるダメージから守る必要があります。

・見た目を良くするため
雨樋を塗装することによって、傷や泥などの汚れや色褪せを目立たせにくくできます。
雨樋の中でも、銅やアルミ素材のものは紫外線に強い性質を持っているため、機能上は塗装が必要ありません。
しかし、紫外線のダメージによって経年で見た目が色褪せたり汚れたりするので、塗装するのがおすすめです。
自宅や雨樋の色や素材に合った塗料を塗装することで、美観が長持ちします。

雨樋を塗装せずに放置するとどうなるのか?

雨樋は普段目立たない部分ですが、雨水を自宅に侵入させないために重要な役割を果たしています。
雨樋に塗装を行わず放置していると、紫外線によるダメージで劣化して割れてしまいます。
また、雨樋を外壁に固定している「でんでん」という部分は金属でできており、塗装で防水対策をしていないと雨水で錆びてしまいます。
でんでんが錆びると雨樋から外れて雨樋がずれ、本来の役目を果たさなくなってしまいます。
雨樋が破損してしまった場合、修理には数十万円かかると言われています。
特に、2階や3階など足場の用意が必要な工事になると費用も高くなるので、雨樋にあらかじめ塗装メンテナンスを行っておくことは重要です。

・雨樋塗装の費用相場
雨樋塗装の費用相場は600~1,000円/mで、塗装工事の際にも足場代が追加料金としてかかります。
足場仮設料金の単価相場は、700~1,200円/mですが、足場代は外壁・屋根塗装工事の際にも同様にかかる料金です。
外壁や屋根塗装を行う際に雨樋も一緒に塗装してもらうと、足場代を何度も払わなくて済むので節約になります。

雨樋塗装で気を付けたいこと

雨樋を塗装する際に注意したいポイントが3つあるのでご紹介します。

・塗装の前に下地処理をしっかりと行う
雨樋に塗装を行う前に、「ケレン」と呼ばれる下地処理の作業をする必要があります。
ケレンは、雨樋にやすりをかけて軽く傷をつけ、塗料を雨樋に密着させやすくするための大切な作業です。
元の雨樋の素材がつるつるしているほどケレン作業は必須になるので、しっかりチェックしておきましょう。

・塗装は二度以上重ね塗りする
一度しか塗らないと耐久性が弱く、塗料の色も透けてしまうため、雨樋への塗装は二度塗りが原則です。
下地の状況によっては、下塗りを含めた三度塗りが必要な場合もあるので、業者に塗装してもらう前に何度塗りが必要なのか確認するとトラブルを防げます。
また、雨樋の外側は重ね塗りが必須ですが、内側は雨水を流す部分なので塗装厳禁です。
塗料が少し内側に入り込んでしまった程度なら問題ありませんが、基本的に塗装が不要なことは覚えておきましょう。

・塗料の色選びにも注意
雨樋を塗装する際は、自宅の屋根やサッシ部分に合わせた塗料の色を選ぶのがおすすめです。
自宅の外観に用いる色の種類を増やしてしまうと、全体的にごちゃごちゃとした印象になってしまいます。
屋根かサッシの色に合わせて雨樋に塗装することで、統一感が出るので悪目立ちせずまとまります。

・外壁、屋根と同グレードの塗料を選ぶ
外壁や屋根、雨樋などの塗装に使用する塗料は、それぞれの種類(グレード)によって耐用年数が決まっています。
雨樋は、外壁や屋根など他の部分と一緒に塗装を行うと二度手間にならずに済むので、同グレードの塗料を選ぶようにしましょう。
自宅の外壁に使われている塗料がフッ素であれば雨樋もフッ素、シリコンであればシリコン、といったように合わせてもらえるように業者に確認してみてください。
どれも別々の塗料にしてしまうと、メンテナンスが面倒になってしまいます。

雨樋が破損している時のメンテナンス方法は?

雨樋が破損してしまっている場合は、塗装工事では直せないので修繕メンテナンスが必要になります。

・割れている場合は交換工事
雨樋が割れてしまっている場合は、一部交換か全交換を行いましょう。
雨樋の交換工事の際にも足場代がかかるので、他の工事の際にセットで行うのがおすすめです。

・歪んでいる場合は調整工事
雨樋に大きな歪みが見られる場合は、傾斜や金具の調整工事を行う必要があります。
歪みをそのままにしておくと、雨水が停滞したりコケや藻が発生しやすくなったりするので気づいたらすぐに調整することが大切です。

 

今回は、雨樋塗装の重要性や塗装の際に覚えておきたいポイント、メンテナンス方法などをご紹介しました。
ユーコーコミュニティー藤沢支店では、外壁と一緒に雨樋の塗装工事も随時受け付けています。
ご自宅の雨樋の点検をしたい場合も、お気軽にユーコーコミュニティー藤沢支店までご相談ください。

ユーコーコミュニティー,藤沢支店,外壁塗装
最新情報をチェックしよう!