タイルの外壁はメンテナンスが不要と聞いていたのに、実際に住んでみたら目地のメンテナンスは必要だった!という思いをしたことがある人はいませんか?
サイディングボードとサイディングボードの間にも目地は使用されていますが、目地があることで余計なメンテナンス費用がかかってしまいます。
近年、そういった目地がない外壁=シーリングレス工法の外壁が注目を浴びているのです!
今回の記事ではユーコーコミュニティー藤沢支店の渡辺が、シーリングレス工法の特徴や魅力についてを伝授しましょう。
コーキング(目地)とは?
コーキングとは、サイディングボードとサイディングボードの間を気密性や防水性を高めるためにコーキング剤によって隙間を埋めることを言います。
サイディングボードやタイルなどの外壁材を張る時に継ぎ目に目地ができますよね?
その目地をコーキングすることによって雨水などが侵入するのを防げるのです。
しかし、目地は有機物でできているので、紫外線や雨によって劣化し、固まってひび割れを起こしてしまいます。
そうするとそこから水が入ってしまう危険性があり、ボロボロの目地は見た目にも気持ち良くはありませんよね。
そのため、劣化症状が見られたらor10年に1度は目地の定期点検を行ってメンテナンスをする必要がありますよ。
目地がない外壁材が登場
目地がない外壁は、見た目にも綺麗で、コーキングがないことからメンテナンス時に目地の交換が不要です。
目地は劣化しやすく10年に1度は交換をする必要があり、30年でおよそ100万円ほど費用がかかってしまいます。
しかし、目地がなければその100万円のメンテナンス費用はかかりません。
100万円は大きいですよね。
車を購入する資金にしたり、お子様の教育費に充てたり、老後のために貯金をしたり、海外旅行だってできてしまいます。
そう考えると100万円目地だけで出費するのってもったいないとユーコーコミュニティー藤沢支店は思うのです。
初期投資に少しお金がかかったとしても、目地の交換が不要な外壁材を選ぶことでトータルコストはお得になるでしょう。
人気がある目地のない外壁材2選!
①ニチハ外壁サイディング ドライジョイント工法
ニチハの外壁材フュージュは、コーキング剤を使用しない外壁材で、ドライジョイント工法です。
窯業系サイディングの中では、コーキング剤を使用しない画期的なサイディングは珍しく、コーキングの劣化を気にしなくても良いとお客様に大変人気があります。
ジョイントフリーの外壁材ですが、建物の揺れなどの動きをドライジョイントによってワーキングジョイントすることができるので問題がありません。
一般的な窯業系サイディングは、レンガ調や石目調のような素材をイメージした柄をサイディングの表面に造っています。
大量生産されているために、どうも不自然な雰囲気になってしまうのがデメリットとなっていました。
しかし、ニチハの外壁は、本物の風格を表現するために、次世代インクジェット工法で本物のようなサイディング素材が実現しています。
繋ぎ目がないサイディングなことでより、本物らしさを実感できるのではないでしょうか?
②旭トステムサイディング シーリングレス工法
シーリング(コーキング)目地よりも外壁材間の継ぎ目が目立たない、シーリングレス工法。
シーリングが汚れる心配が交換する心配などがありません。
旭トステムでは、「三辺合じゃくり工法」や「新四辺合じゃくり工法」というじゃくりを施す施行によってシーリングレスを実現しています。
横張りでも繋ぎ目がなく、耐久性に優れて美しい壁となるのが特徴。
シーリングレスになることで、貼り付けるボードが少しズレるだけで目立ってしまうのが難点。
サイディングを通気工法する場合は、壁とボードの空間の幅を合わせるのは大変ですが、専用の用具をかませてボードを固定することで空気の通り道ができ、調整することができます。
また、この溝があることで、万が一水がサイディング内に入ってしまったとしても下から水が抜ける構造になっているのが旭トステムのシーリングレス工法の魅力。
目地なしのサイディング外壁を選ぶ時の注意点
上記で紹介したどちらの外壁材も、継ぎ目がなく美しいというのは一致しているので、あとはデザインや機能性・費用などから選んでみてはいかがでしょうか?
また、ショールームや専門店に足を運んで、実際の施行イメージを確認するのがユーコーコミュニティーおすすめです。
色合いやデザインは小さいサンプルで見るのではなく、A4程度の大きなサイズで見ると失敗が少ないので試してみてくださいね。
家は、建てれば後はお金がかからないというわけではありません。
外壁や屋根は定期的な点検やメンテナンスが必要です。
出来るだけ家を綺麗に保った上で、メンテナンスがかからない家にするにはどうしたら良いのか考えてみてください。
目地がない外壁を選ぶのも良し、タイル外壁にしてできるだけメンテナンスの手間を減らすのも良いでしょう。